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お役立ちコラム

太陽光パネルの雹被害対策と保険完全ガイド

「バチバチ」という激しい音とともに、空から降りそそぐ氷のかたまり。

それが雹(ひょう) です。

近年、ゲリラ豪雨の増加にともなって、雹による被害が全国各地で報告されるようになりました。

とくに心配されているのが、屋根の上に設置された太陽光パネルへのダメージです。

「うちのソーラーパネルは雹で壊れないだろうか」「もし被害を受けたらどうすればいいの」といった不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。

実際、2022年6月には埼玉県や群馬県で大粒の雹が降り、住宅の窓ガラスや車のフロントガラスが割れる被害が続出しました。

太陽光パネルもまた、こうした自然災害と無縁ではありません。

しかし、正しい知識をもっていれば、被害を最小限におさえる対策を講じることができます。

この記事では、雹がどのようにして発生するのか、太陽光パネルにどんな影響をおよぼすのか、そして万が一のときにどう対応すべきかを、わかりやすく解説していきます。

さらに、火災保険やメーカー保証の活用方法、事前にできる予防策まで、網羅的にお伝えします。

太陽光発電システムを長く安心してつかいつづけるために、ぜひ最後までお読みください。

雹(ひょう)被害の基礎知識と発生しやすい時期

太陽光パネルを雹から守るためには、まず雹そのものについて理解することが大切です。

雹がどのようにして生まれるのか、どんな季節に降りやすいのかを知っておけば、事前の備えがしやすくなります。

ここでは、雹の基本的なメカニズムと、発生しやすい時期や前兆について詳しく見ていきましょう。

雹と霰の違い・雹ができる仕組み(積乱雲と上昇気流)

空から降ってくる氷のつぶには、雹(ひょう) と霰(あられ) の2種類があります。

どちらも氷でできているため混同されがちですが、気象学的には明確なちがいがあります。

もっとも大きな違いは直径のサイズです。

気象庁の定義によると、直径5mm以上のものを「雹」、5mm未満のものを「霰」と呼びます。

この5mmという基準は、被害の有無を分ける重要なラインとなっています。

霰は小さいため、人や建物に当たってもほとんど被害をおよぼしません。

いっぽう、雹は直径が数センチに達することもあり、当たれば窓ガラスを割ったり、車のボディをへこませたりするほどの衝撃をもちます。

過去には、直径10cmを超える巨大な雹が降った記録もあります。

では、なぜこれほど大きな氷のかたまりが空から降ってくるのでしょうか。

その答えは、積乱雲の内部構造にあります。

積乱雲は、夏場によく見られるモクモクとした巨大な雲です。

地表付近であたためられた空気が、強い上昇気流となって空高くまいあがることで発生します。

この上昇気流は、秒速30メートルをこえることもあるほど強力です。

雲の内部では、上昇気流によって水滴が高度1万メートル以上まで運ばれます。

そこは気温がマイナス30度以下という極寒の世界。

水滴は瞬時に凍りついて、小さな氷のつぶになります。

通常であれば、この氷のつぶは重力にしたがって落下します。

しかし、積乱雲のなかでは強い上昇気流が氷を何度もふきあげます。

そのたびに、氷のつぶはまわりの水滴をとりこんで成長していきます。

上昇と落下をくりかえすうちに、氷はどんどん大きくなり、やがて上昇気流でも支えきれない重さになります。

そうなると、氷のかたまりは地上に向かって一気に落下します。

これが雹の正体です。

雹を割ってみると、年輪のような層状の構造が見えることがあります。

これは、何度も上昇と落下をくりかえした証拠です。

層の数が多いほど、長い時間をかけて成長した雹といえます。

雹と霰のちがいを、以下の表にまとめました。

項目

雹(ひょう)

霰(あられ)

直径

5mm以上

5mm未満

被害の程度

大きな被害をおよぼす可能性あり

ほとんど被害なし

発生条件

非常に発達した積乱雲

比較的発達した雲

落下速度

時速100kmをこえることも

比較的おそい

太陽光パネルへの影響

破損リスクあり

ほぼ影響なし

このように、雹は霰とくらべてはるかに危険な気象現象です。

太陽光パネルを設置しているご家庭では、とくに大粒の雹が降る可能性を意識しておく必要があります。

雹が発生しやすい季節と前兆(黒い雲・冷風・雷など)

雹はいつでも降るわけではありません。

特定の季節や気象条件がそろったときに発生しやすくなります。

これを知っておけば、太陽光パネルの被害リスクを予測しやすくなるでしょう。

日本において雹がもっとも発生しやすいのは、5月から7月にかけての初夏です。

この時期は、地表がしっかりとあたためられる一方で、上空にはまだ冷たい空気がのこっています。

地表と上空の気温差が大きくなると、大気の状態が不安定になります。

その結果、強力な上昇気流が発生し、積乱雲が急速に発達するのです。

とくに注意が必要なのは、「大気の状態が不安定」という天気予報が出たときです。

この表現は、雷雨やゲリラ豪雨だけでなく、雹が降る可能性も示唆しています。

内陸部や山沿いの地域では、午後から夕方にかけて積乱雲が発達しやすいため、この時間帯はとくに警戒が必要です。

また、8月から9月にかけての真夏や初秋も、雹の発生リスクがあります。

台風の接近にともなう不安定な天候や、急激な気温変化が引き金になることがあるためです。

では、雹が降る直前には、どのような前兆があらわれるのでしょうか。

いくつかのサインを見逃さないことが大切です。

まず注目すべきは、空の色の変化です。

積乱雲が発達すると、空が急に暗くなります。

とくに、雲の底が黒っぽく見えたり、緑がかった不気味な色になったりしたときは要注意です。

この緑色は、雲のなかに大量の氷がふくまれていることを示すサインとされています。

次に、急激な気温の低下です。

積乱雲が近づいてくると、雲のなかの冷たい空気が地表に向かって吹きおろしてきます。

それまで暑かったのに、急にひんやりとした風を感じたら、雹がせまっている可能性があります。

雷鳴や稲光も重要な前兆です。

雷は積乱雲のなかで発生するため、雷が鳴りはじめたということは、すでに積乱雲が頭上にあるということです。

遠くで雷が聞こえた段階で、屋外にいる場合は建物のなかに避難するのが賢明です。

さらに、急に強い風が吹きはじめるのも前兆のひとつ。

積乱雲からの下降気流が地表に達すると、突風となって吹き出します。

この突風は「ダウンバースト」や「ガストフロント」と呼ばれ、数分後に雹や激しい雨がくることを予告しています。

雹が発生しやすい条件と前兆をまとめると、以下のようになります。

  • 季節は5月から7月の初夏がとくに多い
  • 「大気の状態が不安定」という予報に注意する
  • 空が急に暗くなり、黒っぽい雲や緑がかった雲があらわれる
  • 急激に気温が下がり、冷たい風が吹く
  • 雷鳴や稲光が発生する
  • 突然の強風や突風がある

これらのサインに気づいたら、屋外での作業を中断して安全な場所に避難することをおすすめします。

太陽光パネルの点検作業などは、天候が安定している日をえらんで行いましょう。

雹が太陽光パネルに与える影響と「壊れやすさ」の目安

雹の基本的な知識を理解したところで、次は太陽光パネルへの影響について詳しく見ていきましょう。

「雹が降ったらパネルは割れてしまうのか」という疑問をお持ちの方は多いはずです。

結論からいえば、太陽光パネルは一定の耐久性をそなえているものの、大粒の雹には注意が必要です。

ここでは、具体的な損傷パターンと、パネルの耐久性について解説します。

雹による損傷パターン(ガラスのひび・へこみ・発電低下・漏電リスク)

雹が太陽光パネルに当たったとき、どのような損傷が発生するのでしょうか。

被害の程度は、雹のサイズや落下速度、パネルへの当たり方によって大きく変わります。

ここでは、代表的な4つの損傷パターンについて説明します。

1つ目は、表面ガラスのひび割れです。

太陽光パネルの表面には、強化ガラスがつかわれています。

しかし、直径3cm以上の大粒の雹が高速で衝突すると、このガラスにひびが入ることがあります。

ひび割れが発生すると、見た目だけでなく発電効率にも影響がでます。

ひびを通して雨水が浸入すれば、内部の回路がサビたり、絶縁不良をおこしたりするリスクが高まります。

2つ目は、パネル表面のへこみや傷です。

ガラスが割れるほどではなくても、衝撃によって表面にへこみや傷がつくことがあります。

このような軽微な損傷でも、長期的には発電効率の低下につながる可能性があります。

傷の部分に汚れがたまりやすくなり、光の透過率が下がるためです。

3つ目は、発電量の低下です。

雹による損傷がなくても、発電量が落ちるケースがあります。

これは、パネル内部のセル(太陽電池)にマイクロクラックと呼ばれる微細なひび割れが生じるためです。

マイクロクラックは目視では確認できないほど小さいものの、発電効率を数パーセントから十数パーセント低下させることがあります。

雹が降ったあとに発電量が減ったと感じたら、専門業者による点検を検討すべきでしょう。

4つ目は、漏電や火災のリスクです。

これがもっとも深刻な被害といえます。

パネルのガラスが割れて内部に水が浸入すると、電気系統がショートする危険性があります。

最悪の場合、漏電による感電事故や、発熱による火災につながるおそれもあるのです。

損傷したパネルからは、晴れている日でも発電がつづいているため、むやみに触れるのは非常に危険です。

雹による損傷パターンを以下の表にまとめました。

損傷パターン

原因

主な影響

危険度

ガラスのひび割れ

大粒の雹の衝突

雨水の浸入、発電効率の低下

高い

表面のへこみ・傷

中程度の雹の衝突

汚れの蓄積、透過率の低下

中程度

マイクロクラック

衝撃による内部損傷

発電量の低下(目視では発見困難)

中程度

漏電・火災リスク

内部への浸水

感電、火災の危険

非常に高い

このように、雹による被害は見た目ではわからないものもふくめ、さまざまなかたちで太陽光パネルに影響をおよぼします。

被害を受けた可能性がある場合は、自己判断せずに専門家に相談することをおすすめします。

通常サイズなら破損しにくい理由(強化ガラス・JIS基準の考え方)

ここまで雹による損傷パターンを説明してきましたが、過度に心配する必要はありません。

なぜなら、太陽光パネルには一定の耐衝撃性能がそなわっているからです。

太陽光パネルの表面には、厚さ3mm程度の強化ガラスがつかわれています。

この強化ガラスは、通常のガラスとくらべて3倍から5倍の強度をもっています。

また、万が一割れた場合でも、細かい粒状に砕けるため、大きな破片が飛び散りにくい設計になっています。

さらに、日本で販売される太陽光パネルの多くは、JIS(日本産業規格)の基準を満たしています。

JIS C 8990という規格では、太陽電池モジュールの性能試験として「降ひょう試験」が定められています。

この試験では、直径25mmの氷球を時速約80kmでパネルに衝突させ、損傷がないことを確認します。

直径25mmというのは、およそピンポン球くらいのサイズです。

つまり、このサイズ以下の雹であれば、正常なパネルは破損しにくいといえます。

国際規格であるIEC 61215でも、同様の試験が規定されており、多くのメーカーがこの基準をクリアしています。

ただし、注意すべき点があります。

JIS基準の試験は、パネル表面の中央付近に氷球を衝突させて行われます。

実際の雹は、パネルの端や角に当たることもあります。

端や角は中央部よりも強度が低いため、同じサイズの雹でも割れやすい可能性があります。

また、経年劣化によってガラスの強度が落ちているパネルや、もともと品質が低い製品の場合は、基準より小さな雹でも損傷することがあります。

太陽光パネルの耐衝撃性能について、以下の点をおさえておきましょう。

  • 強化ガラスにより通常のガラスの3〜5倍の強度がある
  • JIS基準では直径25mm・時速80kmの降ひょう試験をクリアしている
  • 直径25mm以下の雹であれば、基本的には破損しにくい
  • パネルの端や角は中央部より割れやすい傾向がある
  • 経年劣化したパネルや低品質な製品は耐久性が落ちている可能性がある

つまり、通常サイズの雹であれば過度に心配する必要はないものの、大粒の雹が降る可能性がある地域や、パネルの設置から年数がたっている場合は、定期的な点検をおこなうことが大切です。

安心して太陽光発電をつづけるためにも、パネルの状態を把握しておきましょう。

雹で壊れたときの対応と、事前にできる防災・保険対策

ここからは、万が一雹でパネルが壊れてしまったときの対応方法と、被害を未然にふせぐための対策について解説します。

適切な初動をとることで、二次被害を防ぎ、スムーズに復旧することができます。

また、保険や補償を活用すれば、経済的な負担を軽減できる可能性もあります。

いざというときにあわてないよう、事前に知識をそなえておきましょう。

被害後の初動フロー(屋根に上らない→施工業者へ連絡→点検・交換判断)

雹が降ったあと、太陽光パネルが心配になるのは自然なことです。

しかし、あわてて自分で確認しようとするのは非常に危険です。

まずは落ち着いて、以下の初動フローにしたがって行動してください。

ステップ1:絶対に屋根に上らない

雹のあと、パネルの状態を自分の目で確認したいと思うかもしれません。

しかし、屋根に上ることは絶対に避けてください。

理由はいくつかあります。

まず、雹が降ったあとの屋根は、氷が溶けて非常にすべりやすくなっています。

転落による事故は、毎年多くの死傷者をだしている深刻な問題です。

次に、太陽光パネルは損傷していても発電をつづけている可能性があります。

パネルに触れると感電する危険があり、とくに雨でぬれた状態では通電しやすくなります。

素人が近づくのは非常にリスクが高い行為です。

地上から双眼鏡をつかって確認するか、あるいはステップ2に進んでください。

ステップ2:施工業者またはメーカーへ連絡する

パネルに被害があるかどうかを確認するには、専門業者に点検を依頼するのがもっとも安全で確実な方法です。

太陽光パネルを設置した施工業者、またはメーカーのサポート窓口に連絡しましょう。

連絡する際は、以下の情報を伝えるとスムーズです。

  • 雹が降った日時と、だいたいの雹のサイズ
  • パネルの設置場所と設置年数
  • 目視で確認できる範囲での異常(あれば)
  • 発電量に変化があるかどうか

多くの施工業者は、雹などの自然災害後の点検サービスを提供しています。

保証期間内であれば、無料で点検してもらえる場合もあります。

ステップ3:点検結果をもとに交換・修理を判断する

業者による点検のあと、パネルの状態について報告を受けます。

損傷の程度によって、対応はことなります。

軽微な傷やへこみであれば、そのまま使用をつづけられることもあります。

ただし、発電効率が下がっていないか、定期的にモニタリングすることをおすすめします。

ガラスにひびが入っている場合や、マイクロクラックが発見された場合は、パネルの交換が必要になるケースが多いでしょう。

交換費用については、次の見出しで説明する保険や補償が活用できる可能性があります。

被害後の初動フローをまとめると、以下のようになります。

ステップ

行動内容

注意点

ステップ1

屋根に上らない

転落・感電のリスクがある

ステップ2

施工業者・メーカーに連絡

被害状況と設置情報を伝える

ステップ3

点検結果をもとに判断

保険・補償の適用を確認する

この流れを頭に入れておけば、いざというときにも落ち着いて対応できるはずです。

ご自身の安全を最優先にして、専門家の力を借りることをためらわないでください。

保険・補償の確認と予防策(火災保険/災害補償、防雹ネット等の備え)

雹による太陽光パネルの損傷は、経済的にも大きな負担になります。

パネル1枚の交換費用は、工事費をふくめると10万円から30万円程度かかることが一般的です。

複数枚が損傷した場合は、さらに高額になるでしょう。

しかし、保険や補償を適切に活用すれば、費用を大幅におさえられる可能性があります。

まず確認すべきは、火災保険です。

「火災保険」という名前ですが、実際には火災以外のさまざまな災害をカバーしています。

多くの火災保険には、風災・雹災・雪災を補償する特約がついています。

この特約があれば、雹によるパネルの損傷も補償の対象になる可能性が高いのです。

ただし、注意点があります。

火災保険の補償対象は、建物本体とその付属設備です。

太陽光パネルが建物の付属設備としてあつかわれるかどうかは、保険会社や契約内容によってことなります。

屋根と一体型のパネルは建物の一部とみなされやすいですが、架台を使って設置されたパネルは、別途「動産」として契約しなければならない場合もあります。

現在加入している火災保険の契約内容を確認し、太陽光パネルが補償対象にふくまれているかをチェックしておきましょう。

次に確認したいのが、メーカーの製品保証と施工業者の工事保証です。

多くの太陽光パネルメーカーは、10年から25年の製品保証を提供しています。

ただし、この保証は製品の欠陥による故障を対象としたものがほとんどです。

雹などの自然災害による損傷は、保証の対象外となるケースが多いので注意してください。

いっぽう、施工業者によっては、自然災害補償つきのサービスを提供しているところもあります。

メーカー保証とは別に、雹や台風による被害を一定期間補償してくれるプランです。

太陽光パネルを設置する際には、こうした補償内容もあわせて確認しておくとよいでしょう。

では、被害を未然にふせぐための予防策にはどのようなものがあるでしょうか。

残念ながら、屋根の上に設置された太陽光パネルを雹から完全に守る方法は限られています。

しかし、いくつかの対策を講じることで、リスクを軽減することは可能です。

1つ目は、防雹ネットの設置です。

野立ての太陽光発電所などでは、パネルの上に防雹ネットを張ることで、雹の衝撃を和らげる方法がとられることがあります。

ただし、住宅用の屋根上設置では、景観や発電効率の問題から、あまり普及していないのが現状です。

2つ目は、パネルの角度調整です。

パネルが水平に近いほど、雹の衝撃をまともに受けやすくなります。

適切な角度(30度前後)に設置されていれば、雹が斜めに当たるため、衝撃が分散されます。

設置時に適切な角度が確保されているか、業者に確認しておくとよいでしょう。

3つ目は、気象情報のチェックです。

雹の予報がでている日には、発電システムをオフにすることで、万が一損傷が発生したときの感電リスクを下げることができます。

ただし、パワーコンディショナーの操作方法は機種によってことなりますので、取扱説明書を事前に確認しておいてください。

保険・補償と予防策のポイントをまとめました。

  • 火災保険の風災・雹災補償で、パネル損傷がカバーされる可能性がある
  • 太陽光パネルが補償対象かどうか、契約内容を事前に確認しておく
  • メーカー保証は自然災害を対象外としているケースが多い
  • 施工業者の自然災害補償サービスがあれば活用を検討する
  • 防雹ネットや適切な設置角度で被害リスクを軽減できる
  • 雹の予報時にはシステムオフも選択肢のひとつ

保険や補償の内容は、時間がたつと忘れてしまいがちです。

年に1度は契約内容を見直して、いざというときにスムーズに対応できるよう備えておくことをおすすめします。

まとめ

この記事では、太陽光パネルの雹被害対策と保険活用について、詳しく解説してきました。

最後に、重要なポイントをふりかえっておきましょう。

まず、雹は直径5mm以上の氷のかたまりで、積乱雲のなかで成長して地上に落下してきます。

5月から7月の初夏に発生しやすく、空が急に暗くなったり、冷たい風が吹いたりするのが前兆です。

雹による太陽光パネルの損傷パターンには、ガラスのひび割れ、表面のへこみ、マイクロクラック、漏電リスクなどがあります。

ただし、パネルは強化ガラスとJIS基準の試験によって、直径25mm程度の雹には耐えられる設計になっています。

万が一被害を受けた場合は、屋根に上らず、施工業者に連絡して点検を依頼することが大切です。

そして、火災保険や施工業者の自然災害補償を活用すれば、修理・交換費用の負担を軽減できる可能性があります。

事前の備えとしては、保険の契約内容を確認しておくこと、気象情報をこまめにチェックすることがあげられます。

太陽光発電は、長期にわたって電気代の節約や環境貢献に役立つすぐれた設備です。

雹をはじめとする自然災害のリスクを正しく理解し、適切な対策を講じておくことで、安心して太陽光発電をつづけていくことができます。

この記事が、あなたの太陽光パネルを守るための参考になれば幸いです。

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