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お役立ちコラム

太陽光発電は元取れない?回収期間と対策を解説

「太陽光発電は元が取れない」という言葉を目にして、設置に踏み切れずにいませんか。

売電価格は10年ほど前の42円から15円まで下がり、初期費用は100万円を超えます。

そこへパワコンの交換費用までかかると聞けば、「本当に得をするのか」と不安になるのは、ごく自然な反応です。

ただ、この不安の多くは、「売電価格が下がった」という一面だけが強く印象に残ったところから生まれています。

じつは、電気を買う価格はむしろ上がり続けており、初期費用も10年前のおよそ半分まで下がりました。

さらに2025年10月から始まった新しいFITでは、設置して最初の4年間の売電単価が24円に引き上げられるなど、回収を早めるしくみも新しく整っています。

この記事では、「元が取れない」と言われる理由をいったん丁寧に見たうえで、それでもなお元が取れる根拠を、最新の数字とモデルケースでひもといていきます。

感覚ではなく数字で見きわめたい方に、判断の材料としてお役立ていただけたらうれしいです。

この記事を読むと、つぎのことが分かります。

  • 太陽光発電の回収期間のめやすと、その根拠
  • 「元が取れない」と言われる4つの理由の中身
  • 売電価格が下がっても、いまなお元が取れる理由
  • モデルケースで見る、設置後の電気代と売電収入
  • 確実に元を取るために押さえておきたい実践ポイント

目次

太陽光発電が「元が取れない」と言われる理由

まずは、なぜ「太陽光は元が取れない」という話が広まっているのかを整理します。

よく語られる理由は、大きく分けて4つあります。

ただ、ひとつずつ中身を見ていくと、それだけで設置をあきらめるほど強い理由ではないことが分かってきます。

ここでは、あえて不安の側に立って、それぞれの言い分を丁寧に確かめていきます。

初期費用が高額なため回収に時間がかかる

太陽光発電を考えるとき、最初に立ちはだかるのが初期費用の高さです。

一般的な住宅用の5kWほどのシステムで、100万〜150万円台ほどかかります。

屋根の形やパネルの種類で前後しますが、その場ですぐに決められる金額ではありません。

住宅の購入という大きな出費のうえに、さらに100万円を超える投資となれば、ためらう気持ちは当然です。

とはいえ、初期費用が高いことと、「元が取れない」こととは、じつは同じではありません。

本当の問題は、「いつ・いくら戻ってくるのか」が自分でイメージしづらいところにあります。

だからこそ、かかるお金と戻るお金を、いちど数字で並べてみることが大切になります。

売電価格が大幅に低下した(42円→15円)

「昔は売電価格が42円だったのに、いまは15円まで下がった」と聞けば、もう遅いのではと感じるのも無理はありません。

実際に、FIT(固定価格買取制度)の住宅用の売電単価は、年を追うごとに下がってきました。

おおまかな推移は、つぎの表のとおりです。

年度(住宅用 10kW未満) 売電単価のめやす ひとことメモ
2012年度 42円/kWh FITが始まった年
2016年度 31円/kWh ゆるやかに下落
2020年度 21円/kWh 半分以下に
2024年度 16円/kWh 下落が一段落
2025年度 15円/kWh ほぼ底打ち水準
2025年10月〜(新FIT) 最初の4年24円/その後6年8.3円 初期を手厚く支援

たしかに、ピーク時とくらべれば売電単価はおよそ3分の1まで下がりました。

ここだけを見れば、「太陽光でかせぐ時代は終わった」と考えてしまうのも分かります。

ところが、ここで見落とされやすいのが、電気を「買う価格」も変わっているという事実です。

そして2025年10月以降に認定を受ける設備からは、最初の4年間の売電単価が24円に戻された点も見逃せません。

売電単価だけで損得を決めてしまうと、「電気をいくらで買っているか」というもう一方の大事な要素が、すっぽり抜け落ちてしまいます。

この点は、後半の「それでも元が取れる理由」で、あらためて見ていきます。

パワコン交換など維持費用が見落とされやすい

太陽光発電は、設置して終わりではありません。

使い続けるなかで、いくつかの維持費用がかかります。

この維持費用が計算に入っていないと、「思ったより戻ってこない」という事態になりがちです。

とくに見落とされやすいのが、パワコンの交換費用と、点検や清掃にまつわる費用です。

パワコン交換の現実的なコスト

パワコン(パワーコンディショナー)は、パネルがつくった直流の電気を、家庭で使える交流に変える装置です。

このパワコンの寿命は15年ほどとされ、交換には15万〜30万円ほどかかります。

パネル本体が25年以上もつ一方で、パワコンはそこまで長くもちません。

そのため「交換のたびに利益が削られて、けっきょく元が取れないのでは」と心配されがちです。

これが、「元が取れない」と言われる理由のひとつになっています。

ただし後ほど紹介するモデル試算は、このパワコン交換費用を見込んだうえで、それでも大きなプラスという結果になります。

定期点検・清掃・屋根修理時の脱着費用

太陽光発電は「メンテナンスフリー」と言われることもありますが、実際には定期的な点検や清掃がすすめられています。

代表的な維持費用を一覧にすると、つぎのようになります。

項目 頻度のめやす 費用のめやす 補足
パワコン交換 15年前後に1回 15〜30万円 2回行えば累計40〜60万円
定期点検 4年に1回程度 1〜2万円 発電の異常を早めに発見
パネル清掃 汚れに応じて 3〜5万円 発電効率の低下を防ぐ
屋根の脱着 築15〜20年で1回 15〜30万円 塗装・修理と重なりやすい

とくに注意したいのが、いちばん下の屋根の脱着費用です。

築15年から20年あたりで屋根の塗装や修理が必要になる家は多く、その時期はちょうど投資回収の時期と重なります。

「あと少しで元が取れる」というタイミングで、思わぬ出費が重なることもあるわけです。

こうした費用も、はじめから見込んでおけば、あわてずに済みます。

トレンドラインのように、塗装や防水まで同時に施工できる会社を選んでおくと、脱着の手間や費用を抑えやすくなります。

発電シミュレーションの前提条件が楽観的すぎる

業者が見せてくれる発電シミュレーションは、多くの場合理想にちかい条件で計算されています。

真南向きの屋根、最適な傾き、影の影響なし、天気は過去の平均どおり、といった具合です。

もちろん、わざと悪い数字を隠しているわけではありません。

とはいえ、「平均的にはこうなる」という数字が、そのまま自分の家に当てはまるとはかぎらないのです。

晴天率・自家消費率・経年劣化が過小評価されるケース

現実の発電量は、シミュレーション値の8割から9割ほどに落ち着くことも珍しくありません。

理由のひとつは、屋根の向きのずれや、朝夕の影、パネルの汚れといった条件です。

天気の影響も見のがせません。

梅雨が長い年や、台風が多い年は、日照が平均を下回ります。

年によって発電量が10%から20%ほど上下することも、あらかじめ想定しておくべきです。

さらに、パネルは1年あたり0.5%から1%ほど発電効率が落ちていきます。

10年で5%から10%、20年で10%から20%ほど発電量が目減りするイメージです。

そして、もうひとつ見落とされやすいのが自家消費率です。

共働きで日中に家を空ける家庭では、自家消費率が30%以下になることもあります。

逆に、在宅勤務や高齢のご家庭では70%を超えることもあります。

自分の暮らし方を無視した「平均的な数字」で計算すると、大きなズレが生まれてしまうのです。

FIT終了後の収支悪化を見込んでいない問題

住宅用のFITは、買い取り期間が10年と決められています。

この10年が終わると、いわゆる「卒FIT」の状態になります。

卒FIT後の売電単価は、1kWhあたり7円から10円ほどまで下がるのが一般的です。

つまり、11年目からは売電収入がぐっと減ります。

この「FIT終了後の収入減」を計算に入れていないシミュレーションは少なくありません。

「10年で元が取れる」という説明でも、11年目以降の落ち込みまで見れば、回収にもう少し時間がかかるケースもあるわけです。

だからこそ、卒FIT後は売電よりも自家消費へ重心を移すという発想が大切になります。

それでも「元が取れる」理由とは

「売電は下がった」「初期費用は高い」「維持費もかかる」。

それでも、なぜ太陽光発電はいまなお元が取れるのでしょうか。

その答えは、売電単価だけでなく、買電価格と初期費用の変化まで含めた全体像を見ることで分かります。

電気代の節約効果が売電収入の減少を補う

売電単価は42円から15円まで下がりました。

しかし同じ時期に、電気を買う価格は逆に上がり続けています。

2012年ごろは20円台前半だった買電価格が、いまでは30円前後の水準です。

契約プランや使用量、時間帯によっては、35円を超えることもあります。

つまり、売電で得られるお金は減った一方で、自分で使うことで浮くお金は増えたわけです。

自分の家でつくった電気を自分で使えば、その分だけ電力会社から買わずに済みます。

これが「自家消費」で、買電価格が高いほど、その節約の効果は大きくなります。

太陽光のメリットを「売電収入だけ」で測ると、この大きな効果を取りこぼしてしまうのです。

自家消費なら売電の2倍以上お得になる

自家消費の効果を、もう少し具体的に見てみましょう。

発電した電気を1kWh売れば手に入るのは、旧来の固定価格でも約15円です。

いっぽう、同じ1kWhを自分で使えば、約30円分の電気を買わずに済みます。

差し引きで考えれば、売るより使うほうが2倍以上お得だということです。

しかも、この差は新しいFITでさらに広がります。

2025年10月以降の新FITでは、5年目以降の売電単価が8.3円まで下がります。

卒FIT後も、売電単価は7円から10円ほどです。

この時期になると、売電8円に対して自家消費は30円ですから、自家消費が売電の3倍以上お得になる計算です。

電気代が高い時代だからこそ、「売る」より「使う」ほうが家計に効いてくるのです。

初期費用が10年前と比べて大幅に低下した

売電単価が下がる一方で、太陽光発電そのものの値段も大きく下がりました。

10年前は、5kWのシステムを入れるのに200万円から300万円ほどかかっていました。

それがいまでは、100万〜150万円台ほどで導入できます。

技術の進歩と普及による量産で、費用はおよそ半分になったのです。

パネルの性能も上がり、同じ面積でより多くの発電ができるようになりました。

売電単価が下がったのは事実ですが、初期費用も同じくらいのペースで下がっています。

だから「回収期間」という見方をすれば、10年前とくらべてそれほど不利になっていないのです。

専門家試算でも25年で200万円超のプラス収支

ここまでは一般的な理由を見てきました。

より専門的な視点ではどうなのか、確かめておきましょう。

省エネ住宅の専門家として知られる松尾和也氏(松尾設計室・業界紙『新建ハウジング』で設計メソッドを連載)は、太陽光の経済性を、とても分かりやすい計算で説明しています。

氏の考え方を借りると、太陽光は1kWあたりおよそ25万円で設置でき、全国平均で1kWあたり年間およそ1,200kWh発電します。

パネルの寿命を25年とすれば、1kWあたりの総発電量は1,200kWh×25年で30,000kWhです。

これは言いかえれば、「25万円で30,000kWh分の電気を先に買った」のと同じことです。

1kWhあたりに直すと、わずか約8.3円という計算になります。

いま電気を買う価格は30円前後ですから、太陽光の電気は実質その3分の1ほどのコストで手に入るわけです。

同氏は、5kWを載せた場合、設置後20年でおよそ100万円近い利益が出て、保証期間の15年内にはプラスへ転じるとも示しています。

では、これをもう少し長い25年というスパンで、一般的な5kWの設置をもとに、自分で試算してみましょう。

5kWの太陽光発電による経済効果(電気代の削減+売電収入)は、年間でおよそ10万〜15万円がめやすです。

仮に年12万円としても、25年では単純計算で300万円ほどの効果になります。

ここからパワコンの交換費用(2回で最大60万円)や、点検・清掃の費用(合計で数十万円)を差し引いても、25年でおおむね200万円を超えるプラスが残ります。

もちろん屋根の条件や使い方で前後しますが、維持費まで含めても長期的に大きなプラスになる、という結論は揺らぎません。

実際に設置したオーナーのリアルなデータ

専門家の試算には説得力がありますが、やはり気になるのは「実際のところどうなのか」という点でしょう。

ここでは、標準的なご家庭を想定したモデルケースとして、設置後に家計がどう変わるのかを具体的な数字で見ていきます。

これから紹介する水準は、断熱性能の高い住まいに適切な容量の太陽光を載せたとき、現実に十分ねらえる範囲です。

光熱費が月3万円から実質約5,800円になった事例

あるモデルケースでは、設置前の光熱費が、電気・給湯・空調を合わせて月およそ30,000円かかっていました。

太陽光を設置したあと、ある月の電気代は約9,600円、売電収入は約3,800円となります。

差し引きの実質負担は、わずか約5,800円まで下がる計算です。

以前の約30,000円とくらべると、1か月あたりの差は約24,000円になります。

これを1年に直せば、年間でおよそ30万円ちかい負担減です。

光熱費という毎月の固定費が、これだけ軽くなるインパクトは小さくありません。

年間電気代7万円未満・売電収入10.9万円のプラス収支

もうひとつのモデルケースは、4kWほどの太陽光と、4kWhほどの蓄電池を組み合わせたご家庭です。

このケースでは、1年間の電気代が約69,000円(7万円未満)に抑えられました。

同じ年の売電収入は約109,000円です。

差し引きすると、年間でおよそ40,000円のプラス収支になります。

電気代のほとんどを、太陽光と蓄電池でまかなえている状態です。

売電だけに頼らず、ためてから使う運用にしたことが、この収支につながっています。

「後悔はない、もっと早く設置すればよかった」の声

設置をためらう方からは、「売電が下がっているいま付けても遅いのでは」という声をよく聞きます。

ところが、いざ導入した方からは、「後悔は何もない、むしろもっと早く付ければよかった」という感想が多く返ってきます。

太陽が出ている時間帯に、布団乾燥機や食洗機を気がねなく使えるようになった、という声も少なくありません。

電気を「がまんして節約する」のではなく、「気にせず使える」ようになる安心感は、数字だけでは伝わりにくい価値です。

この心理的なゆとりも、太陽光がもたらすメリットのひとつだといえます。

元を取るために押さえるべきポイント

ここまでで、太陽光が元を取れる理由と、設置後のイメージが見えてきたはずです。

では、確実に元を取るために、何を意識すればよいのでしょうか。

押さえておきたいポイントを、5つに分けて紹介します。

日中の自家消費率を意識的に高める

太陽光の効果をいちばん確実に高める方法は、自家消費率を上げることです。

くり返しになりますが、売電単価より買電価格のほうがずっと高い時代です。

発電した電気は、売るより自分で使うほうが2倍以上お得になります。

では、どうすれば自家消費率を高められるのか。

答えはシンプルで、太陽が出ている日中に電気を使うことです。

具体的には、つぎのような工夫が効果的です。

  • 洗濯機や食洗機は、朝や昼の時間帯に回す
  • エアコンは日中にしっかり効かせ、夜はひかえめにする
  • 炊飯器のタイマーを、日中に仕上がるよう設定する
  • 電気自動車の充電は、できるだけ日中に行う

こうした工夫を積み重ねることで、自家消費率を60%以上まで高めている家庭もあります。

パネルを多めに搭載する「過積載」が有効

太陽光パネルを、パワコンの容量より多めに載せる方法を「過積載」と呼びます。

たとえばパワコンが5kWなら、パネルは6kW以上載せる、といった具合です。

なぜ過積載がよいのか、理由は2つあります。

曇天・朝夕でも安定発電できる理由

パネルの定格出力は、あくまで理想的な条件での数値です。

実際には、冬や朝夕の弱い日ざし、曇りの日、気温が高すぎる日などは、定格どおりの出力が出ません。

パネルを多めに載せておけば、こうした条件でもパワコンをしっかり働かせられます。

晴天時のピークだけでなく、ぱっとしない天気の日の発電量を底上げできるのが利点です。

経年劣化に備えた発電余力の確保

パネルは、1年あたり0.5%から1%ほど劣化していきます。

10年で5%から10%、20年で10%から20%ほど出力が下がるイメージです。

はじめから多めに載せておけば、この目減り分を見込んでも必要な発電量をキープしやすくなります。

いわば、将来の劣化に備えた「のりしろ」を確保しておく考え方です。

ただし、パネルを増やせば初期費用も上がります。

メーカーごとに認められる過積載率の上限もあるため、費用対効果のバランスを見て決めることが大切です。

補助金・減税制度を最大限に活用する

初期費用を少しでも抑えるなら、補助金や減税の活用は欠かせません。

太陽光や蓄電池に関する補助金は、国や自治体でさまざまに用意されています。

代表的なものを、ざっくり整理しておきます。

区分 主な制度のイメージ おさえる点
国(住宅) ZEH支援事業など(断熱+省エネ+太陽光をまとめて支援) 新築・大規模リフォームが中心。要件あり
国(蓄電池) 蓄電池の導入を後押しする補助(DR補助金など) 容量や機種に条件。公募の時期に注意
自治体 市区町村ごとの太陽光・蓄電池の補助 kWあたり数万円など。予算と期限に上限
V2H 電気自動車と連携するV2H機器への補助 対象機器・車種が決められている

気をつけたいのは、補助金の制度は年度ごとに内容が変わることです。

申請には期限や条件があり、タイミングを逃すと受け取れないこともあります。

住宅ローン減税と組み合わせると、減税の枠が広がるケースもあります。

「どの補助金が使えるのか分からない」という方は、申請の代行までしてくれる施工店に相談するのが近道です。

トレンドラインでは、こうした補助金の申請を無料で代行しています。

設置前に家の断熱性能を高めておく

見落とされがちですが、太陽光と切り離せないのが住まいそのものの省エネ性能です。

断熱や気密がしっかりした家は、もともと冷暖房に使う電気が少なくて済みます。

その分、発電した電気を売電や他の用途に回す余裕が生まれます。

逆に断熱が弱い家では、せっかくの発電が冷暖房に消えてしまい、メリットを感じにくくなります。

これから新築する方は、まず断熱・気密を整え、そのうえで太陽光の容量を考えると無駄がありません。

すでにお住まいの方でも、内窓の追加や断熱リフォームといったできる範囲の省エネで、太陽光の効果を底上げできます。

蓄電池と連携して自家消費率をさらに向上させる

自家消費率を一段と引き上げる切り札が、蓄電池との連携です。

太陽光は、太陽が出ている時間しか発電できません。

日中に使いきれなかった電気は、そのままでは安い単価で売電するしかありません。

そこで蓄電池があれば、昼に余った電気をためておき、夜や曇りの日に自分で使うことができます。

卒FIT後は、売電単価が7円から10円ほどまで下がります。

その電気を売らずにためて夜に使えば、30円前後で買う電気を減らせるわけです。

つまり蓄電池は、「つくる・ためる・つかう」をつなぎ、太陽光の価値を最大限に引き出す存在です。

トレンドラインは、太陽光と蓄電池をセットで設計し、ご家庭の使い方に合った容量を提案することを得意としています。

よくある質問(FAQ)

最後に、太陽光が「元取れない」かどうかで多く寄せられる質問にお答えします。

業者のシミュレーションはどこまで信頼できる?

結論から言えば、「うそ」ではないが「楽観的」な傾向がある、というのが実情です。

業者は販売が目的のため、良い条件を前提に計算しがちです。

わざと悪い数字を隠しているわけではなく、「平均的にはこうなる」という値を示しています。

ただし、自分の家がその平均に当てはまるとはかぎりません。

信頼できる業者かどうかは、維持費まで含めた総コストを提示してくれるかで見分けられます。

複数の会社から見積もりを取り、前提条件をそろえて比べるのがおすすめです。

元が取れるかどうかを正確に計算する方法は?

完全に正確な計算は誰にもできませんが、精度を上げる手順はあります。

つぎの4つを押さえると、現実的な見通しが立てやすくなります。

  • 複数の業者から発電シミュレーションを取り、前提をそろえて比べる
  • 自分の家の電力使用パターン(日中に在宅か否か)を把握する
  • 発電量を控えめに見た「悲観シナリオ」でも計算してみる
  • パワコン交換や点検まで含めた「総コスト」で考える

楽観の数字と悲観の数字、その両方を並べて、どちらでも納得できるかを確かめるのが安心です。

元が取れないと気づいた場合の対処法

もし設置後に「思ったより戻ってこない」と感じても、できることはあります。

代表的な対処は、つぎのとおりです。

  • 日中に家電を使うなどして、自家消費率を高める
  • 定期的なメンテナンスで、発電効率を落とさず保つ
  • 蓄電池を後付けして、ためた電気を夜に使う
  • 停電時の安心や環境への貢献など、経済性以外の価値も見直す

後悔に目を向けるより、いまできる工夫に手を打つほうが、結果として収支は改善していきます。

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「元が取れるかどうか」は、屋根の条件や暮らし方によって変わります。

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まとめ

「元が取れない」は条件次第で変わる

「太陽光発電は元が取れない」という不安は、多くの場合、売電価格の下落という一面だけを切り取った情報から生まれています。

電気代の値上がり、初期費用の下落、自家消費のメリットまで含めて数字を整理すれば、いまなお十分に元を取りやすい設備だと分かります。

要点を、もういちど振り返ります。

  • 住宅用5kWの回収期間は、おおよそ10年前後がめやす
  • 維持費を含めても、25年で200万円を超えるプラスが見込める
  • 自家消費は、売電のおよそ2倍以上、売電が下がる時期は3倍以上の価値がある
  • 2025年10月からの新FITで、最初の4年間の売電単価は24円に手厚くなった

「元取れない」という言葉は、条件しだいで「しっかり元が取れる」へと変わるのです。

蓄電池や住まいの工夫と組み合わせるとさらに効果が高まる

太陽光の効果を最大限に生かすコツは、発電量だけを見ないことにあります。

蓄電池と連携して自家消費に重心を移すこと、そして住まいの省エネ性能を整えることが、収支をさらに押し上げます。

トレンドラインは、太陽光と蓄電池をセットで設計し、ご家庭の暮らし方に合わせた運用までご提案します。

モデルケースの数字や、あなたの生活スタイルに合わせたシミュレーションをもとに、納得できる判断材料をご用意します。

まずは個別相談から、「太陽光で本当に元が取れるのか」を、いっしょに数字で確かめてみてください。

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