お役立ちコラム 2025.02.28
蓄電池は本当にやめたほうがいい?後悔しないための選び方
目次
蓄電池を設置するメリットとデメリット
蓄電池の設置を検討する際は、そのメリットとデメリットをしっかりと理解しておくことが重要です。
ここでは、蓄電池を設置することで得られる主なメリットと、注意すべきデメリットについて詳しく解説していきます。
蓄電池のメリット
蓄電池を設置することで、以下のようなメリットが期待できます。
停電時に電気が使える
蓄電池の最大のメリットは、停電時にも電気を使えることです。
昨今、台風や地震などの自然災害による長期間の停電が増えています。
そんな時でも、蓄電池があれば電気を使うことができるため、非常時の備えとして大変役立ちます。
冷蔵庫や照明、携帯電話の充電など、最低限の電力を確保できるのは心強いですね。
昼間の余剰電力を夜間に使える
太陽光発電システムと蓄電池を組み合わせることで、昼間に発電した余剰電力を夜間に使うことができます。
一般的に、家庭の電力消費は夜間に集中します。
昼間に発電した電力を蓄電池に貯めておけば、夜間の電力需要に対応できるため、電気代の節約につながるでしょう。
また、太陽光発電の自家消費率を高められるというメリットもあります。
電力会社への売電収入が得られる
太陽光発電システムで発電した電力のうち、使い切れない分は電力会社に売電することができます。
売電することで、毎月の収入を得られるのも蓄電池設置のメリットの一つです。
売電価格は年々下がっているものの、長期的に見れば収入源になります。
ただし、蓄電池の容量によっては、売電量が減ってしまう可能性もあるため、注意が必要です。
蓄電池のデメリット
一方で、蓄電池にはデメリットもあります。
主なデメリットは以下の3点です。
初期費用が高額
蓄電池の最大のデメリットは、初期費用の高さです。
家庭用の蓄電池の価格は、容量によってもかなり異なりますが、安くても数十万円から100万円以上するのが一般的です。
太陽光発電システムとセットで導入する場合は、さらに費用がかさみます。
初期投資が大きいため、導入するメリットとよく比較して検討する必要があるでしょう。
設置スペースが必要
蓄電池は、ある程度の設置スペースが必要不可欠です。
屋内に設置する場合は、適切な広さの設置場所を確保しなくてはなりません。
また、屋外に設置する場合は、風雨にさらされるため、しっかりとした基礎工事が必要です。
設置場所に制約がある住宅では、蓄電池の導入が難しいケースもあります。
導入前に、設置スペースについてもしっかりと確認しておきましょう。
メンテナンスコストがかかる
蓄電池は、定期的なメンテナンスが必要な設備です。
バッテリーの劣化状況の確認や、ファンの清掃など、専門の業者による点検が不可欠です。
メンテナンス費用は、機種や容量によっても異なりますが、年間で数万円程度かかるのが一般的です。
10年以上の長期的な使用を考えると、メンテナンスコストも無視できない金額になります。
導入時は、初期費用だけでなく、ランニングコストについても考慮する必要があるでしょう。
以上のように、蓄電池にはメリットとデメリットがあります。
導入する際は、電力の使用状況や予算、設置スペースなど、さまざまな角度から検討し、慎重に判断することが大切です。
費用対効果を考えつつ、災害時の備えとしてのメリットもしっかりと考慮して、自宅に最適なシステムを選びましょう。
蓄電池はどんな人に向いている?向いていない?
蓄電池は、どんな人に向いていて、どんな人には向いていないのでしょうか。
ここでは、蓄電池が向いている人と向いていない人の特徴について、詳しく解説していきます。
自分が蓄電池に向いているのかどうか、参考にしてみてください。
蓄電池が向いている人の特徴
まずは、蓄電池が向いている人の特徴から見ていきましょう。
以下のような特徴に当てはまる人は、蓄電池の導入を検討してみる価値があります。
停電が多い地域に住んでいる
お住まいの地域で停電が多く発生する場合は、蓄電池の導入が特におすすめです。
台風や大雪、地震などの自然災害によって、長期間の停電が起こるリスクが高い地域では、非常用電源として蓄電池が大きな力を発揮します。
停電時でも、最低限の電力を確保できるため、日常生活への影響を最小限に抑えられるでしょう。
また、医療機器を使用している家庭では、停電時の電源確保が命に関わる問題になることもあります。
そのような家庭では、蓄電池の導入が必須と言えるかもしれません。
太陽光発電を設置済み・設置予定
太陽光発電システムをすでに導入している、または導入予定の人も、蓄電池が向いています。
発電した電力を、蓄電池に貯めておくことで、夜間や雨天時など太陽光パネルで発電できない時間帯でも、電力を有効活用できます。
自家消費率を高められるため、売電収入は減るものの、電気代の節約につながるでしょう。
災害時には、太陽光発電と蓄電池のダブル発電で、より長期的に電源を確保できる点も魅力です。
電力の自給自足を目指したい
昨今の電気代の高騰を受けて、できる限り電力を自給自足したいと考える人も増えています。
太陽光発電と蓄電池を組み合わせれば、electricity power stationから購入する電力量を大幅に減らせるため、電力の自給自足に近づくことができるでしょう。
環境にも家計にもやさしい電力の使い方を目指している人には、蓄電池がぴったりです。
ただし、完全な自給自足は難しいため、非常時のバックアップ電源としての役割が主になります。
蓄電池が向いていない人の特徴
一方で、以下のような特徴に当てはまる人は、蓄電池の導入にメリットを感じにくいかもしれません。
電気代が安い契約プランを利用中
電力会社の料金プランによっては、電気代が非常に安く抑えられているケースがあります。
特に、新規に開始したサービスでは、競合他社に対抗するために、大幅な割引を設けていることもあるでしょう。
電気代がもともと安い場合は、蓄電池を導入してもコストメリットを得るのは難しいと言えます。
蓄電池の導入で電気代がどの程度節約できるのか、シミュレーションをしっかりと行う必要があります。
設置スペースに余裕がない
蓄電池は、ある程度のスペースを必要とする設備です。
マンションやアパートなど、屋内の設置スペースに限りがある住宅では、蓄電池の導入が物理的に難しいケースもあります。
屋外に設置する場合でも、機器を設置するためのスペースが必要です。
狭小地や、日当たりの悪い土地では、太陽光パネルの設置自体が困難なこともあるでしょう。
設置スペースの制約がある場合は、コンパクトな蓄電池を選ぶなどの工夫が必要になります。
導入コストを抑えたい
先述の通り、蓄電池の導入には大きな初期費用がかかります。
数十万〜100万円以上の投資が必要になるため、導入コストを抑えたい人には向いていないと言えます。
電力を自給自足するためには、ある程度の容量の蓄電池が必要ですが、コストを抑えようとすると、容量の小さい製品を選ばざるを得ません。
容量が小さいと、停電時のバックアップ電源としての役割も十分に果たせなくなってしまうでしょう。
導入コストを抑えつつ、必要な容量の蓄電池を導入するには、補助金の活用がおすすめです。
国や自治体の補助金を上手に活用することで、かなりの額の初期費用を軽減できる可能性があります。
以上のことを踏まえて、蓄電池の導入を検討してみてください。
住まいの立地条件や電力の使用状況、予算など、さまざまな角度から総合的に判断することが大切です。
導入すれば必ずメリットがあるというわけではありませんが、うまく活用すれば、電気代の節約や災害時の備えに大いに役立ってくれるはずです。
蓄電池を設置する前に確認すべき3つのこと
蓄電池の導入を決める前に、事前に確認しておくべきポイントがいくつかあります。
ここでは、蓄電池を設置する前に確認すべき3つのことを詳しく解説します。
導入前の準備を万全にして、蓄電池をより効果的に活用できるようにしましょう。
①電力会社の契約プランを見直す
蓄電池を導入する前に、まず確認したいのが、現在の電力会社の契約プランです。
電力自由化に伴い、各電力会社では多様な料金プランを提供しています。
その中には、蓄電池との相性が良いプランもあれば、そうでないプランもあります。
特に、深夜電力が安く設定されているプランでは、夜間に蓄電池を充電することで電気代の節約につながります。
逆に、時間帯に関係なく一律の料金設定になっているプランでは、蓄電池を導入してもメリットを感じにくいかもしれません。
自分の電力使用量や使用パターンを把握した上で、最適な料金プランを選ぶことが大切です。
場合によっては、電力会社を切り替えることも視野に入れましょう。
電力会社の切り替え手続きは、意外と簡単に行えます。
新しい電力会社の料金プランが、蓄電池との相性が良ければ、ぜひ検討してみてください。
②太陽光発電の発電量と売電収入を試算する
太陽光発電システムと蓄電池を組み合わせる場合は、事前に太陽光発電の発電量と売電収入を試算しておくことが重要です。
太陽光発電の発電量は、設置場所の日照条件や設置角度、パネルの種類などによって大きく変わってきます。
また、売電収入は、電力会社との契約内容や売電単価によって異なります。
これらを正確に把握しておかないと、蓄電池の導入効果を適切に判断できません。
発電シミュレーションツールなどを活用して、年間の発電量と売電収入を試算してみましょう。
太陽光発電の自家消費率を高めるために、蓄電池を導入する場合は、発電量に対して適切な容量の蓄電池を選ぶ必要があります。
発電量が少ないのに大容量の蓄電池を導入しても、無駄になってしまうかもしれません。
逆に、発電量が多いのに小容量の蓄電池では、十分に電力を貯められないこともあるでしょう。
太陽光発電の特性をしっかりと把握した上で、蓄電池の容量を決めることが肝心です。
③設置業者の選定とメンテナンス体制をチェックする
蓄電池の導入には、専門的な知識と技術が必要不可欠です。
信頼できる設置業者を選ぶことが、蓄電池を長く安全に使用するための大前提になります。
設置業者選びでは、下記のようなポイントをチェックしましょう。
・実績と経験が豊富か
・アフターサポートの体制は整っているか
・説明が丁寧でわかりやすいか
・見積もりが適切か
特に、アフターサポートの充実度は重要です。
蓄電池は、定期的なメンテナンスが必要な機器です。
バッテリーの交換時期や、トラブル発生時の対応など、長期的なサポート体制がしっかりしているかどうかを確認しておきましょう。
メンテナンス費用についても、事前に説明を受けておくと安心です。
できれば、実際に蓄電池を導入した人の口コミや評判もチェックしておくことをおすすめします。
設置業者との相性は、案外大切なポイントだからです。
以上の3つのことを事前にしっかりと確認しておけば、蓄電池をより効果的に、長く安心して使用できるはずです。
導入前の下調べは面倒に感じるかもしれませんが、後々のトラブルを防ぐためにも、丁寧に進めていくことが大切ですね。
蓄電池容量の選び方と価格の目安
蓄電池を導入する際に、最も重要な決定事項の一つが蓄電容量の選択です。
適切な蓄電容量を選ばないと、非常時に必要な電力を賄えなかったり、逆に無駄な投資になったりしてしまう可能性があります。
ここでは、家庭の電力使用量から必要な蓄電容量を算出する方法と、蓄電池の価格相場や補助金制度について解説します。
家庭の電力使用量から必要な蓄電容量を算出する
蓄電池の容量は、一般的に「kWh(キロワット時)」という単位で表されます。
1kWhは、1,000Wの電力を1時間使用できる電力量です。
たとえば、消費電力500Wの冷蔵庫を2時間運転するには、500W × 2時間 = 1,000Wh = 1kWhの電力が必要になります。
必要な蓄電容量を算出するには、まず自宅の電力使用量を把握する必要があります。
平均的な家庭の1日の電力使用量は、以下のような目安になります。
世帯人数 | 平均電力使用量 |
---|---|
1人世帯 | 約5kWh |
2人世帯 | 約8kWh |
3人世帯 | 約10kWh |
4人世帯 | 約12kWh |
この数値は、あくまでも目安であり、家電製品の種類や使用頻度によって大きく変動します。
より正確な電力使用量を把握するには、電力会社から届く検針票や、家庭用の電力量計を活用するのが効果的です。
1日の電力使用量がわかったら、次は停電時にどの程度の期間、電力を確保したいかを考えます。
たとえば、1日10kWhの電力を使用する家庭が、3日分の電力を蓄電池に貯めたい場合は、10kWh × 3日 = 30kWhの蓄電容量が必要になります。
ただし、蓄電池は放電率を考慮する必要があるため、算出した必要容量よりも大きめの蓄電池を選ぶことが賢明です。
一般的に、リチウムイオン蓄電池の放電率は90%程度と言われています。
上記の例で言えば、30kWh ÷ 0.9 = 33.3kWhとなり、35kWh程度の蓄電池を選ぶことになります。
蓄電池の価格相場と補助金制度を理解する
家庭用蓄電池の価格は、蓄電容量によって大きく異なります。
おおよその価格相場は、以下の通りです。
蓄電容量 | 価格相場 |
---|---|
4kWh | 80万円前後 |
6kWh | 100万円前後 |
8kWh | 120万円前後 |
10kWh | 140万円前後 |
12kWh | 160万円前後 |
価格は、メーカーや販売会社によってもかなりの差があります。
複数の業者から見積もりを取り、価格や保証内容、アフターサービスなどを比較検討することが大切です。
また、蓄電池の導入には、国や自治体の補助金制度を活用できる場合があります。
補助金を上手に利用すれば、初期費用を大幅に抑えることができるでしょう。
ただし、補助金の種類や金額、申請方法は地域によって異なります。
自分が住んでいる地域の補助金制度を、自治体のホームページなどで確認しておくことをおすすめします。
補助金の申請手続きは、少し手間がかかるかもしれません。
しかし、数十万円単位の補助を受けられる可能性があるため、積極的に活用したいものです。
以上のように、蓄電池の容量選びと価格の目安について理解しておけば、無駄のない導入計画を立てられるはずです。
家庭のライフスタイルや予算に合わせて、最適な蓄電池を選びましょう。
蓄電池選びで失敗しないための3つのアドバイス
せっかく高額な蓄電池を導入するのだから、後悔のない選択をしたいものです。
しかし、蓄電池選びには多くの落とし穴が潜んでいます。
メーカーや販売店の巧みな販売トークに惑わされ、自分に合わない製品を選んでしまう危険性もあるでしょう。
ここでは、蓄電池選びで失敗しないための3つのアドバイスを紹介します。
しっかりとチェックして、満足のいく蓄電池選びを実現しましょう。
①複数メーカーの製品を比較検討する
蓄電池選びで最も重要なのが、複数のメーカーの製品を比較検討することです。
メーカーによって、蓄電池の性能や価格、保証内容などはかなり異なります。
たとえ大手メーカーの製品でも、自分のニーズに合わない場合があるでしょう。
逆に、あまり知名度のないメーカーでも、コストパフォーマンスに優れた製品を提供していることもあります。
性能面では、蓄電容量や充放電効率、寿命などをしっかりとチェックしましょう。
また、リチウムイオン電池などの電池の種類によっても、特性が異なります。
価格面では、本体価格だけでなく、工事費用や保証内容、メンテナンス費用なども含めてトータルで比較することが大切です。
メーカーのホームページや、カタログだけでなく、実際にショールームで製品を見たり、担当者から説明を受けたりするのもおすすめです。
1社だけでなく、2社、3社と比較検討することで、自分に最適な製品が見つかるはずです。
②長期保証のある製品を選ぶ
蓄電池は、10年以上の長期にわたって使用する製品です。
そのため、アフターサービスの充実度は非常に重要なポイントになります。
特に注目したいのが、製品の保証期間の長さです。
メーカーによって、5年保証から10年保証まで、かなりの開きがあります。
長期保証のある製品を選べば、万が一の故障やトラブルの際も安心です。
ただし、保証期間が長いからといって、無条件で優れた製品とは限りません。
保証内容をよく読み、どのような場合に保証が適用されるのかを確認しておく必要があります。
また、保証を受けるための条件として、定期的なメンテナンスを義務付けているケースもあります。
メンテナンス費用が高額だと、長期的には負担になるかもしれません。
保証内容とメンテナンス費用のバランスを考えて、賢明な選択をしたいものです。
③設置・メンテナンス対応力のある販売店を選ぶ
蓄電池は、専門性の高い製品であり、設置工事やメンテナンスには高度な技術が必要です。
せっかく高性能な製品を選んでも、施工が適切でないと本来の性能を発揮できません。
また、トラブル発生時の対応が遅れれば、長期間使用できなくなる可能性もあるでしょう。
そのため、製品選びと同じくらい、販売店選びにも力を入れることが大切です。
まずは、販売店の実績や経験年数を確認しましょう。
蓄電池の導入実績が豊富で、経験の長い販売店であれば、信頼できるはずです。
次に、アフターサービスの体制をチェックします。
メンテナンスの実施方法や、トラブル発生時の対応時間などを確認し、しっかりとしたサポート体制が整っているかを見極めましょう。
さらに、担当者の知識や対応力も重要です。
こちらの質問や要望に丁寧に対応してくれる販売店なら、安心して任せられるでしょう。
価格の安さだけで販売店を選ぶのは、避けたほうが賢明です。
長く付き合える信頼できる販売店を見つけることが、蓄電池導入の成功の鍵を握っています。
まとめ
蓄電池は、導入するとおおむね10年以上は使い続けることになる製品です。
後悔のない製品選びのためには、性能や価格、保証内容などを入念にチェックし、複数の選択肢の中から最適なものを選ぶことが大切です。
また、高性能な製品を選ぶだけでなく、信頼できる販売店を選ぶことも忘れてはいけません。
導入前の準備を丁寧に進めることで、蓄電池のメリットを最大限に生かせるはずです。
とはいえ、製品選びには時間と手間がかかるのも事実。
そんな時は、まず家庭のライフスタイルをよく見直し、本当に蓄電池が必要なのかを考えることから始めましょう。
電力の使用状況や、停電リスクの頻度などを分析し、メリットとデメリットを天秤にかけます。
その上で、蓄電池導入に踏み切れば、失敗の可能性はぐっと下がるはずです。
蓄電池は、うまく活用すれば、電気代の節約や非常時の備えに大いに役立つ頼もしい味方になってくれます。
ぜひ、この記事を参考にして、自分にぴったりの蓄電池を見つけてくださいね。
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