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お役立ちコラム

【2023年最新】蓄電池メーカー別の価格相場をご紹介

目次

家庭用蓄電池にかかる費用

蓄電池の価格構成

蓄電池の価格は、本体価格のほかに設置工事費、保証料、メンテナンス費用などが含まれます。一般的に、本体価格が全体費用の約70~80%を占め、残りが工事費やその他の費用に充てられます。

蓄電池の価格相場

蓄電池の設置費用は、容量によって大きく異なりますが、一般的には約80万円から200万円の間です。最も一般的な5kWhや7kWhの蓄電池であれば、160万円以下で設置可能なケースが多いです。

1kWhあたりの参考価格

本体価格と工事費を含めた1kWhあたりの参考価格は約15万円から21万円です。したがって、5kWhの蓄電池であれば75万円から105万円7kWhであれば105万円から147万円の予算を見込むと良いでしょう。

設置工事費用の内訳

設置工事費用は約20万円から35万円が目安です。これに本体価格が加わりますが、配線工事費や諸経費が別途必要な場合もあるため、見積もりを取る際には詳細な内訳を確認することが大切です。

【メーカー別蓄電池10選】特徴・価格紹介

Panasonic(パナソニック)

 

パナソニックの蓄電池

家電製品で知られるパナソニックですが、蓄電池や太陽光発電システムの分野でもその名を馳せています。太陽光発電システムと連携する製品から、単独で使用する蓄電池まで、多様なニーズに応える製品ラインナップで市場拡大を図っています。

パナソニック蓄電池のラインナップ

【住宅用】創蓄連携システム

太陽光発電システムと連携することを前提とした「創蓄連携システム」は、太陽光発電で生成した電力を効率的に蓄電することを目的としています。このシステムでは、ライフスタイルに合わせて以下の3つのモードから選択できます。

 

  • 環境優先モード: 自家消費するための太陽光発電電力を最大限に利用します。
  • 経済優先モード: 売電と充電を効率よく行います。
  • 蓄電優先モード: 停電に備えて蓄電池をフル充電しておきます。

システムの蓄電容量は、パワーステーションに接続する蓄電池の数によって5.6kWhまたは11.2kWhに調整可能です。これにより、停電時でも家庭の必要な家電を最大72時間稼働させることができます。

 

【住宅・産業用】リチウムイオン蓄電システム

室内設置に適した小型のリチウムイオン蓄電システムは、一般的なコンセントから充電可能で、太陽光発電を設置していない家庭でも使用できます。停電時には0.2秒以内に自動給電を開始するため、冷蔵庫や照明などの重要な家電を稼働させるのに最適です。

 

【住宅用】リチウムイオン蓄電盤

壁掛けタイプのリチウムイオン蓄電盤もあり、そのコンパクトなサイズと目立たないデザインは、どんな家庭にもフィットします。停電時には自動的に給電を開始し、1kWhの蓄電容量で基本的なデバイスを約3時間動かすことができます。

 

価格と保証

パナソニックの蓄電池は、長期にわたる信頼性と顧客満足を保証する包括的な保証が付いています。例えば、住宅用創蓄連携システムには、15年の機器瑕疵保証と10年の蓄電池ユニット保証があり、追加料金で15年に延長することも可能です。

 

性能と効率

パナソニックの蓄電システムの最大の特徴は、停電から即座に復旧できる「自動給電機能」です。これは、蓄電池の操作に不慣れな家庭にとって特に有益です。

また、創蓄連携システムと太陽光発電との相性の良さも大きな利点です。一体型のデザインによりシステム構成がシンプルになり、変換ロスが少なく、生成した電気を無駄なく利用することができ、エネルギー節約に貢献します。

 

SHARP(シャープ)

 

シャープの蓄電池の特徴とその実績

シャープは、太陽光発電システムと蓄電池の組み合わせにおいて、日本国内で高い実績を誇ります。約85万軒の住宅に太陽光発電システムを設置しており、これは国内設置件数の約3割を占めています。この実績は、蓄電池市場においても信頼性と実績の証となっています。

AIを活用したHEMSサービス

シャープの蓄電池は、AIを活用したHEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)と連携することで、電力の使用を最適化します。AIは稼働状態をモニタリングし、アプリを通じてユーザーに通知する機能や、太陽光発電の余剰電力を予測して蓄電池の使用を調節する機能を提供します。また、新機能の自動アップデートも行われるため、常に最新の状態を保つことができます。

コンパクトで大容量

シャープの蓄電池は、コンパクトながらも大容量を実現しています。壁掛けタイプのパワーコンディショナを採用しているため、設置に必要なスペースは最小限に抑えられます。大容量タイプでは9.5kWh、ミドルタイプを2台連結することで13.0kWhの容量を確保することが可能です。

家庭環境に合わせた運転モード

ユーザーのライフスタイルや家庭環境に合わせて、最適な運転モードを選択できます。これにより、より効率的な電力の使用が可能となります。

長期保証

シャープの蓄電池は、システム構成機器保証と容量保証の2つの保証が提供されています。これにより、設置後も安心して使用することができます。保証期間は10年で、有償で15年に延長することも可能です。

メリット

  • AIによる自動アップデートとモニタリング機能
  • コンパクトでスタイリッシュなデザイン
  • 高いパフォーマンスと長期稼働

 

KYOCERA(京セラ)

京セラの蓄電池:「創・蓄・活」で未来のエネルギーを支える

京セラは、太陽光発電の老舗として知られ、家庭用蓄電池市場においてもその技術と経験を活かし、主要メーカーの一角を占めています。彼らのモットーは「創・蓄・活」—太陽の光で創った電気を蓄え、無駄なく活かすことで、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の実現を目指しています。

独自のテクノロジーで業界をけん引

京セラは1959年の創業以来、情報通信から環境エネルギーまで幅広い分野で実績を築いてきました。特に蓄電池分野では、2011年の東日本大震災をきっかけに、エネルギーマネジメントシステム(EMS)とリチウムイオン蓄電システムを組み合わせた新システムの販売を開始。2017年には、AI搭載HEMSと連携可能な世界最軽量クラスのリチウムイオン蓄電システムを市場に投入しました。

製品ラインナップとその特徴

京セラの家庭用蓄電池には、小型スタンダードタイプから大容量タイプ、そしてマルチDCリンクタイプまで、多様なニーズに応える製品が揃っています。

  • 小型スタンダードタイプ「EGS-LM0320」:コンパクトながら3.2kWhの容量を有し、屋内外の設置が可能です。
  • 大容量タイプ「EGS-LM1201」:家庭用としてはトップクラスの12kWhの容量を誇り、太陽光発電との併用により電気料金の節約と非常用電力の確保が可能です。
  • マルチDCリンクタイプ「EGS-ML0650」:太陽光発電システムから直流のまま蓄電できるため、変換ロスを抑えて効率的に電力を蓄えられます。

価格と保証

京セラの蓄電池は、品質に見合った価格設定がされており、初期費用は高めですが、長期の保証が付いているため、安心して利用できます。特に大容量タイプには最大15年の保証があり、自然災害に対する保証も10年間提供されています。

 

OMRON(オムロン)

 

 

オムロンは、多くの人々にとって体温計やヘルスケア機器のイメージが強いブランドですが、実は国内トップクラスの蓄電池メーカーとしてもその名を馳せています。2022年6月に発表された新ラインナップは、そのコンパクトさ、デザイン性、そして性能の進化により大きな注目を集めました。この記事では、オムロン蓄電池の特徴を深掘りし、その魅力を詳しく解説していきます。

オムロン蓄電池の実績と特徴

オムロンは、国内で高いシェアを誇る蓄電池メーカーです。2021年の販売台数では国内No.1を記録し、その実績はOEM製品を含めても非常に印象的です。オムロンは長州産業や東芝などの一流メーカーにOEM生産を提供しており、街中で見かける蓄電池が実はオムロン製であることも少なくありません。

豊富なラインナップ

オムロンの蓄電池は、小型モデルから世界最大級の超大型モデルまで、幅広いニーズに応えるラインナップを誇ります。家族構成やライフスタイルに合わせて、4.2kWhから16.4kWhのモデルを選ぶことができます。これにより、オムロンは各家庭の具体的な要望に対応することが可能です。

重塩害地域でも安心の設置性

海沿いの家でも屋外に設置できる「重塩害対応モデル」は、オムロン蓄電池の大きな魅力の一つです。特別な塗料やパッキンを使用しており、塩害によるサビや腐食から蓄電池を守ります。

メリットとデメリット

オムロン蓄電池は、テスラなどの海外メーカーと比較すると価格が高めですが、国や自治体の補助金を利用することで、実質的なコストを大幅に削減することが可能です。また、信頼性の高さや長い歴史も、多くの消費者に選ばれる理由となっています。

オススメの3シリーズ

オムロンの蓄電池は、KPBP-B、KPBP-A、KPAC-Bの3シリーズが特に注目されています。これらはそれぞれ異なるニーズに応える設計となっており、自家消費型から産業用、そして高いサイクル寿命を持つモデルまで、多様な選択肢を提供しています。

 

nichicon(ニチコン)

 

ニチコン株式会社は、71年の長い歴史を持つ日本の電子機器メーカーであり、特に蓄電池の分野では国内トップシェアを誇る実績を持っています。そのニチコン蓄電池の特徴と選択する際のメリットを詳しく見ていきましょう。

ニチコン蓄電池の主な特徴

  • 長い企業歴史と実績: ニチコンは創業から71年を数える企業であり、その豊富な経験は蓄電池の品質と信頼性に直結しています。

  • 国内販売台数No.1: 2020年度には国内販売台数で日本1位を記録し、その実績は多くの家庭での信頼につながっています。

  • 幅広い製品ラインナップ: ニチコンは全負荷タイプから特定負荷タイプまで、多様なニーズに応える製品を提供しています。

ニチコン蓄電池を選ぶメリット

  • 長期の保証期間: 他社が5〜10年の保証期間を設けている中、ニチコンは最長15年の保証期間を提供しており、長期にわたる安心を約束します。

  • 多様な蓄電容量の選択肢: 小容量から大容量まで、家庭のニーズに合わせた蓄電池を選ぶことができ、コストパフォーマンスに優れています。

  • トライブリッド型の選択肢: 蓄電池、太陽光発電、電気自動車の連携を可能にするトライブリッド型は、エネルギーの効率的な利用を実現します。

ニチコン蓄電池のデメリット

  • 大容量モデルの高価格: 大容量モデルは価格が高くなる傾向にあり、予算に応じた適切な容量選びが重要です。

  • 売電目的の回収期間: 売電を目的とした場合、大容量モデルでは投資回収に時間がかかる可能性があります。

ニチコン蓄電池のラインナップ

  • ESS-H1シリーズ: バッテリー容量12kWhの大型ハイブリッド型で、高効率なエネルギー利用が可能です。
  • ESS-U2Mシリーズ: 11.1kWhの単機能型で、他社製の太陽光パネルとの連携が魅力です。
  • ESS-P1S1シリーズ: 2kWhのポータブル電源で、手軽に持ち運びができる利便性を提供します。

 

ダイヤゼブラ電機(田淵電機)

 

会社概要

田淵電機は、1925年にラジオ部品の製造からスタートし、現在はダイヤゼブラ電機として知られる大阪市を拠点にする電子機器メーカーです。太陽光発電や蓄電池関連製品の製造販売を主力とし、OEM供給においても長州産業やQセルズなど多くのブランドに製品を提供しています。特に、住宅用蓄電池システムの出荷台数で2020年に業界No.1の座を獲得し、その信頼性と優れた機能で高い評価を受けています。

その中でも「EIBS(アイビス)シリーズ」は、田淵電機の蓄電池技術の粋を集めた製品群であり、以下のような特徴を有しています。

ハイブリッド型・高出力・全負荷型

EIBSシリーズは、太陽光発電と蓄電池のパワーコンバーターを一体化したハイブリッド型を採用しています。これにより、直流を交流に変換する際の効率が向上し、発電効率が高まります。従来の単機能型に比べて、変換回数が減少するため、エネルギーロスを抑えることができます。また、5.5kWまでの高出力に対応しており、より多くの電力を有効活用することが可能です。特にEIBS7は全負荷型で、停電時でも家中の電気製品に電力を供給できるため、非常に人気があります。

増設可能な蓄電池

「EIBS7」は、7.04kWhの容量を持ち、最大2台まで増設が可能です。これにより、家庭の電力需要の増加にも柔軟に対応でき、将来的な家族構成の変化やライフスタイルの変動にも安心して対応できます。増設により、最大14.08kWhの大容量を確保でき、一般的な家庭であれば約1日分の電力を蓄えることが可能です。

リン酸リチウムイオン電池で長寿命

EIBSシリーズは、リン酸リチウムイオン電池セルを使用しており、発火のリスクが低く、充放電のサイクルにも強いです。一般的なリチウムイオン電池が約6000サイクルの寿命であるのに対し、EIBSシリーズは約12000サイクルという長寿命を実現しています。これは、一般的な使用条件下で約32年の寿命に相当し、業界内でもトップクラスの耐久性を誇ります。

スマートな操作性とHEMS対応

EIBSシリーズは、スマートフォンやタブレットを通じて操作が可能であり、業界初の音声お知らせ機能を搭載しています。これにより、ユーザーはより直感的にシステムを管理できます。また、HEMS(Home Energy Management System)にも対応しており、家庭内のエネルギー管理をより効率的に行うことができます。

これらの特徴により、田淵電機のEIBSシリーズは、高効率、高機能、長寿命という三拍子を兼ね備えた蓄電池として、多くの家庭や施設での導入が進んでいます。エネルギーの自給自足を目指す家庭や、災害時の電力確保を重視するユーザーにとって、信頼性の高い選択肢となるでしょう。

 

NFブロッサムテクノロジーズ(伊藤忠商事)

 

会社概要

NFブロッサムテクノロジーズは、エヌエフ回路設計ブロックと伊藤忠商事が共同で設立した企業です。エヌエフ回路設計ブロックは1959年創業の電子計測器や量子コンピュータ分野で実績を持つ企業であり、その技術力に伊藤忠商事のサービスやアフターサポートが加わることで、高い信頼性を誇る蓄電池メーカーとなっています。

蓄電池の特徴

NFブロッサムテクノロジーズの蓄電池は、専用AI「グリッドシェア」を搭載しており、自動で最適な電力コントロールを行います。このAIは日々の電気使用量を学習し、使用者のライフスタイルに合わせて充電計画を立てることができます。また、天気予報や太陽光発電との連携により、より効率的な電力管理が可能です。

製品ラインナップと価格

NFブロッサムテクノロジーズは、「13.16kWh」と「9.8kWh」の2つのモデルを提供しており、それぞれの特徴は以下の通りです。

  • Smart Star 3 (13.16kWh)

    • 容量: 13.16kWh
    • 出力: 5,500W / 200V
    • 充電時間: 約3時間
    • 価格: 373万円(税別)
    • 特徴: EV充電機能あり、大容量で停電時も約1.5日分の電力供給が可能
  • Smart Star L (9.8kWh)

    • 容量: 9.8kWh
    • 出力: 3,000W / 200V
    • 充電時間: 約3時間
    • 価格: 293万円(税別)
    • 特徴: コンパクトながらも十分な容量と出力を持ち、一般家庭に適している

両モデルともに、バッテリーの寿命は6,000サイクル(15年以上)と長く、本体・モニターとバッテリーには10年の保証がついています。

おすすめのケース

NFブロッサムテクノロジーズの蓄電池は、以下のようなケースで特におすすめです。

AIによる自動運転を望む場合

日々の電気使用のパターンをAIが学習し、最適な充電計画を立ててくれます。

EV充電機能を求める場合

蓄電池でEVを充電したい方には、追加のV2H機器なしで利用可能なモデルがあります。

停電時の自動復旧を求める場合

停電からの復旧時に自動で電力供給を再開する機能があり、操作が苦手な方にも安心です。

HUAWEI

 

ファーウェイ(HUAWEI)は、中国に本社を置くグローバルな情報通信技術(ICT)ソリューションプロバイダーです。スマートフォン製造で知られていますが、その技術は多岐にわたり、家庭用蓄電池市場にも参入しています。2021年に日本市場に参入したファーウェイは、その革新的な蓄電池製品で注目を集めています。

ファーウェイ蓄電池LUNA2000の特長

ハイブリッド型&全負荷型

ファーウェイのLUNA2000は、ハイブリッド型蓄電池であり、太陽光発電と蓄電池のパワーコンディショナーを一台でまかなうことができます。また、全負荷型であり、停電時に家じゅうの電源を使用可能です。

 

容量の選択肢

LUNA2000は5kWh、10kWh、15kWhの3つの容量から選べます。これにより、ユーザーは予算や必要電力量に応じて最適なモデルを選択できます。

 

コンパクトな設置性

LUNA2000シリーズは積み重ね可能な設計で、設置場所に困らないコンパクトさが特徴です。厚さはわずか150mmと薄型で、屋外・屋内どちらにも設置可能です。

 

高い変換効率

ファーウェイのパワーコンディショナーは変換効率が97.5%と高く、他メーカーに比べて1%〜1.5%高い効率を誇ります。これにより、太陽光発電システムの発電量を最大化できます。

 

長寿命

LUNA2000は12,000サイクルの高サイクル数を実現しており、長寿命であることを意味します。これは、蓄電池の耐久性と信頼性を示す重要な指標です。

 

ファーウェイ蓄電池のおすすめポイント

ファーウェイの蓄電池は、先入観を持たずに技術の進歩を評価できる方に特におすすめです。中国製品に対する古い偏見を捨て、性能とコストのバランスを重視するユーザーには魅力的な選択肢となるでしょう。

 

家庭用蓄電池選びは経済効果が重要

家庭用蓄電池購入によるメリット

電気代の削減になる

蓄電池を利用することで、電気料金が安い時間帯に電力を蓄え、料金が高い時間帯にその電力を使用することが可能になります。これにより、電気代の節約をすることが出来ます。また太陽光発電システムと併用すれば発電した電気を蓄電池に貯められるので、昼間は発電した電気を使い、余剰電力は蓄電池へ貯め、発電できない夜や早朝に 蓄電池の電気を使用することで、電力を買う量を減らすことができます。

停電時の電力供給

災害時や停電時でも、蓄電池があれば一定時間、電力を供給することができます。これにより、非常時でも生活に必要な電力を確保することが可能になります。

卒FIT後の対策

固定価格買取制度(FIT)終了後は、売電価格が下がるため、発電した電気を売るよりも自家消費することが経済的に有利になります。蓄電池を使うことで、発電した電力を無駄なく利用することができます。

 

家庭用蓄電池の容量とサイクル数は経済効果に比例!

蓄電池の容量

蓄電池の容量は、一度に蓄えることができる電力の量を示します。容量が大きければ大きいほど、より多くの電力を保存でき、太陽光発電で得られる電力を無駄なく利用することが可能になります。例えば、容量が7.04kWhの蓄電池は、9.5kWhのものに比べて少ない電力しか蓄えられませんが、日々の家庭の電力使用量に見合った容量を選ぶことが経済効果を高める鍵です。

サイクル数と寿命

蓄電池のサイクル数は、充電と放電を1セットとした際の繰り返し可能回数を意味します。サイクル数が多いほど、蓄電池の寿命は長くなります。例えば、サイクル数が12,000回の蓄電池は、約33年の寿命があると試算されています。これに対して、サイクル数が6,000回の蓄電池は約16年の寿命となり、長期的な経済効果を考えると、サイクル数の多い蓄電池の方が有利です。

経済効果の試算

蓄電池の経済効果は、「節電総額 – 導入価格」で試算することができます。節電総額は、蓄電池の総放電量と電気料金単価から算出されます。例えば、電気料金単価を1kWhあたり30円とした場合、7.04kWhの容量で12,000サイクルの蓄電池は、総放電量が84,480kWhとなり、節電総額は約253万円になります。これに対して、9.5kWhの容量で同じサイクル数の蓄電池は、総放電量が114,000kWhで、節電総額は約342万円となります。このように、蓄電池の容量とサイクル数が大きいほど、長期的な経済効果も大きくなる傾向にあります。

 

家庭用蓄電池をお得に購入するポイント

家庭用蓄電池補助金の活用する

国の補助金(DR補助金)

かつては国から「蓄電池等の分散型エネルギーリソースを活用した次世代技術構築実証事業費補助金」という補助金が提供されていましたが、これは2023年8月18日時点で交付予定額に達したため、打ち切られています。この補助金は、家庭での太陽光発電システムと蓄電池を組み合わせ、分散型エネルギーリソース(DER)として機能させることを目的としていました。

自治体の補助金を活用しよう

国の補助金が終了した今でも、多くの自治体が独自の補助金制度を設けています。これらの補助金は、蓄電池の導入を検討している家庭にとって大きな支援となり得ます。自治体によっては、蓄電池の導入費用の一部を補助する制度を設けており、条件を満たせば補助金を受け取ることができます。

補助金の申請方法

補助金を申請するには、まず自分が住んでいる自治体がどのような補助金制度を提供しているのかを調べる必要があります。自治体の公式ホームページを確認し、補助金に関する情報を得た後、必要な申請書類を準備します。申請は郵送やオンラインで行うことができる場合もあるため、各自治体の申請方法を確認しましょう。

地方自治体の補助金事例

以下に、いくつかの自治体で提供されている補助金の事例を挙げます。

  • 愛知県

    • 補助金額:60,000円
    • 受付方法:先着順
    • 補助金要件:特定の条件を満たす蓄電池やHEMSの導入が必要
  • 埼玉県

    • 補助金額:50,000円
    • 受付方法:先着順
    • 設備の要件:国の補助対象機器として登録された蓄電池、既設・新設の太陽光発電設備があること
  • 東京都

    • 補助金額:420,000円
    • 受付方法:先着順
    • 設備の要件:蓄電池システムの機器費が一定額以下、太陽光発電システムが同時導入または既に設置されていることなど

注意点

補助金を活用する際は、補助金の交付条件に合致しているかどうかを事前にしっかりと確認することが重要です。条件に合わない場合、補助金が受けられないことがあります。また、悪徳業者に騙されないよう、信頼できる業者を選び、契約前には補助金に関する詳細をしっかりと確認しましょう。

 

型落ち商品を選ぶ

新しいモデルが登場すると、古いモデルはしばしば価格が下がります。これは、在庫処分や新製品への需要シフトによるものです。しかし、2022年度製の蓄電池と2023年度製の蓄電池との間には、機能や性能に大きな違いがないことが多いため、型落ち商品を選ぶことで大きなコスト削減が期待できます。

型落ち商品を選ぶ際には、容量や保証期間などの基本的なスペックをしっかりと確認することが重要です。これらのスペックが現行モデルと比較しても見劣りしない場合、型落ち商品は非常にお得な選択肢となり得ます。

販売・施工・メンテナンスを一括で行ってくれる業者に依頼する

多くの場合、業者が施工を外部の別会社に依頼すると、そのサービスのための手数料が発生します。
自社施工の場合、外注手数料が発生しないため、全体的なコストを抑えることが可能です。これは、特に高価な蓄電池の設置において大きなメリットとなります。また自社施工の業者は、設置後のメンテナンスやサポートもサービスで提供してくれるところが多いです。

家庭用蓄電池の価格は今後安くなるのか

リチウムイオン蓄電池は、家庭用蓄電池に広く使用されており、その価格推移は過去数年間で見ると、一定の下降傾向にあります。しかし2019年頃からは需要に対して供給が追いついておらず、価格が徐々にですが高くなっています。 家庭用蓄電池を販売しているメーカーも価格を下げるのは難しいと判断しているのが現状です。なので将来的に価格がさらに下がるかどうかは、単純な話ではありません。
家庭用蓄電池の価格が今後安くなるかどうかは、複数の要因に依存しますが、現在の市場状況と政府の補助金制度を考慮すると、今購入することには大きなメリットがあります。将来的にはより高性能な蓄電池が登場する可能性はありますが、価格が大幅に下がる保証はありません。したがって、現在の補助金制度を活用し、早めに蓄電池を導入することをお勧めします。

まとめ

家庭用蓄電池を選ぶ際は、メリット、コスト、補助金活用、製品の容量やサイクル数など多角的に考慮する必要があります。結局のところ、見積もりをとってみないと総費用は明らかになりませんし、設置場所やサイズによっても価格は変わってきます。簡単なLINE見積もりサービスを利用して、始めの一歩を踏み出しましょう。

 

 

蓄電池設置のシミュレーションに興味を持った方は、お気軽にお問い合わせください。専門スタッフが詳細をお伺いし、最適なプランを提案いたします。蓄電池の導入に際しては、より正確な情報を得ることが重要ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

 

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